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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

1兆匹の素数ゼミ

夏の風物詩といえばセミもその1つです。

日本国内によく見られるセミは、アブラゼミで3~4年、ツクツクボウシで1~2年、クマゼミで4~5年の地中生活をすることはご存じの通りです。

今回、アメリカで話題になっている素数ゼミ、具体的に13年ゼミと17年ゼミは、地中でそれぞれ13年・17年過ごした後、地上に出てきます(13も17も素数であることからこの呼び名「素数ゼミ」が付けられています)。

ちなみに、それぞれの種は発生年によって幾つかの年次集団(brood=ブルード)に分かれており、13年ゼミのブルード19(別名Great Southern Brood〈大南方年次集団〉、以下GSB)と17年ゼミのブルード13(別名Northern Illinois Brood〈イリノイ北方年次集団〉、以下NIB)が、いずれも成虫となる「ダブル羽化の年」が今年! 13年ゼミと17年ゼミが、13×17=221年に1回、米国イリノイ州周辺で出現が重なり合うことになる訳ですw

青い点は17年ゼミの「ブルード13」(イリノイ北方年次集団)が、赤い点は13年ゼミの「ブルード19」(大南方年次集団)が2024年春に大量発生する地点

 

ダブル羽化のタイミングが13×17=221年に1回ということを考えると、当たり前ですが、だれ一人として次のダブル羽化を体験することはできません。

 

自分が現地で体験する訳ではありませんが、出来ることと言えば、この驚くべき大自然の営みを受け入れ、見守ることでしょうか。

それにしても、1兆匹・・全く想像つきません。。

雪かきならぬ「セミかき」が出来てしまいそうなレベルなのかな? (小児科 土谷)

 

 

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