10月28日から11月3日までの感染症情報です。

 

◆手足口病の警報を発令しています。

＊定点当たりの報告数が全県で9.07と前週の10.64に比べ減少しましたが、国の示す警報発令基準（定点当たり５）を超えています。

 

◆全国でマイコプラズマ肺炎が流行しています。

＊県内では定点当たりの報告数が全県で1.54と前週の2.15に比べ減少しました。

＊全国における前週（第43週）報告数は、現行の調査手法となった平成11年以降最も多い状況となっています。

 

◆警報を発令している疾患

全県に警報を発令している疾病：手足口病（警報基準５、終息基準２）

国の示す警報基準以上となった管内のある疾病：

　咽頭結膜熱（警報基準３）：村上

　手足口病（警報基準５）：新潟市、三条、長岡、十日町、柏崎、村上、上越

 

◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください

新潟県感染症情報（週報速報版）をお知らせします　令和6年第44週 – 新潟県ホームページ

 

◆クリニック周辺の感染症情報

＊マイコプラズマ肺炎：迅速検査陽性率は高くありませんが、長引く咳・発熱のお子さんで胸部レントゲン写真を撮影すると「肺炎」。マクロライド系抗菌薬に反応する症例が多いため、マイコプラズマ肺炎だと思われます。小中学生・高校生に多いため、ご注意ください。

（当院では平日AMに見附市立病院に依頼してレントゲン撮影を行っています）

＊溶連菌感染症が断続的に認められます。

＊手足口病が園児・小学生中心にまだ多く認められます。

＊一部の保育・幼稚園でインフルエンザが発生していると報告がありました。今後の感染拡大にご注意ください。

 

＊朝夕の冷え込みがキツイ時期がやってきました。気温の変動も大きく、体調を崩されて来院されるお子さんが増えてきました。そして、市内でもインフルエンザ発生が報告されています。

＊いよいよ冬のインフルエンザシーズンがやってきます。現在体調を崩されているお子さんは、今のうちに治してしまいましょう。まだ間に合いますので、流行に備えてインフルエンザ予防接種をお願いいたします。　（小児科　土谷）