院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
11月11日から11月17日までの感染症情報です。
◆インフルエンザの流行期に入りました。
*県内では定点当たりの報告数が全県で1.75と前週の0.48に比べ増加しました。
*全国でもインフルエンザの流行期に入っています。(流行期入りの目安:定点当たり1)
◆全国でマイコプラズマ肺炎が流行しています。
*県内では定点当たりの報告数が全県で1.92と前週の1.38に比べ増加しました。
◆手足口病の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で6.38と前週の7.96に比べ減少しましたが、国の示す警報発令基準(定点当たり5)を超えています。警報終息基準(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、村上
水痘(警報基準2):佐渡
手足口病(警報基準5):新発田、三条、長岡、十日町、上越
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第46週 – 新潟県ホームページ
◆クリニック周辺の感染症情報
*市内でインフルエンザA、COVID-19が散発しています。今後の動向にご注意ください
*学童を中心にマイコプラズマ感染症に罹患するお子さんが頻発しています。長引く発熱、咳を訴えるお子さんはお早めに受診してください。
*断続的に溶連菌感染症が流行しています。基本的な感染症対策を行うとともに、罹患されたお子さんはきちんと抗生剤を飲みきりましょう。
*ピークは越えつつありますが、園児・学童で手足口病をまだ認めます。
*いよいよ新潟県内もインフルエンザの流行期に入りました。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えましょう。やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。 (小児科 土谷)