院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
12月2日から12月8日までの感染症情報です。
◆インフルエンザの流行期に入っています。
*県内では定点当たりの報告数が全県で6.14と前週の3.16に比べ増加しました。
◆新型コロナウイルス感染症は例年冬に感染が拡大しています。
*県内では定点当たりの報告数が全県で3.86と前週の3.16に比べ増加しました。
◆手足口病の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で3.27と前週の3.71に比べ減少しました。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、村上、上越
水痘(警報基準2):村上
手足口病(警報基準5):長岡、柏崎、糸魚川
伝染性紅斑(警報基準2):新発田
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第49週 – 新潟県ホームページ
◆クリニック周辺の感染症情報
*学童中心だったインフルエンザが園児などにも拡がっています。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。うがい・手洗いの励行や咳エチケットなどの基本的な感染対策を心掛けましょう。
*COVID-19も大人だけでなく、乳幼児や学童に感染拡大しつつあります。ご注意ください。
*溶連菌感染症は断続的に流行しています。
*マイコプラズマ感染症と思われる長引く発熱や咳を主訴とする呼吸器感染症が頻発しています。肺炎まで増悪している場合も多々ありますので、画像検査を希望される方は平日・早い時間帯にお越し下さい。
*伝染性紅斑の患者さんがおられました。今後地域で流行する可能性がありますので、ご注意ください。
*手足口病や感染性腸炎の患者さんはピークを越えつつあります。
*雪も降り、寒い日が続きます。上記のように多種多様な感染症が流行しています。年末は休業する医療機関も増えるので、現在体調を崩されている方々は、医療機関をお早めに受診してください。 (小児科 土谷)