読書の秋ということで、中古で1冊購入してみましたw

 

「逆さメガネで覗いたニッポン」 養老孟司著

いろいろな面から今の日本を、養老先生なりの「逆さメガネ」で見ており、問題提起されています。

 

まず都市化の問題。

ここでの都市化とは、「意識化」であり「画一化」のことかと。

「都市化」の対義語は「自然」。

まだ、意識化も画一化もされていない子どもは、自然なのだという。

「自然」の子どもたちを、この「都市化」されていく社会で、無理やり「意識化」させ、「画一化」させていくのは如何なものか、と問題提起しているように感じました。


そして、もう一つ。

「知る」ということは、それにより自分が「変わる」ということであるはずのものだが、今の若者は、自分は変わらず、自分に「情報」が積み重なっていくだけのようになっている、と指摘されています。


世の中、意識化、画一化され、それにあてはならない自然や田舎的なもの、無意識的なものは、どんどん不要なもの、無いものにされているように感じますが、それでいいのか?


養老先生は、都市化を否定しているわけではありません。
ただ、「都市化」一辺倒ではなく、自然や田舎的なもの、これからはその両方が必要になるのだと。


それにしても、20年以上前にそれを問題提起した養老先生の「メガネ」は凄いですなw (小児科 土谷)