もうすぐ春休みです。

（もしかしたら、既に春休みに入った学校もあるかもしれませんね）

年度も終わり、春休みを利用して家族旅行をしたり、友達と旅行に行ったりする方も多いと思いますが、旅先や帰省先にいつも使ってる内服薬や吸入薬、塗り薬などを持参するのを忘れてしまい、症状を悪化させてしまう方を見かけます。折角、減量出来て調子よかったのに、薬の量を元に戻したり、強い薬に変更したりしないといけなくなることも多々あります。

地味に、処方している側としてはがっかりしています。急な治療中断は、自分にも、医療者側にもダメージが大きかったりするわけです。また、不慣れな出先で医療機関を受診するのは、保護者の方々にとっても大きなストレスとなるはずです。

旅先でのトラブルに備えて、内服薬は予定日数より少し多めに持っていきましょう。

頻繁に帰省される方は帰省先に定期薬やよく使う薬を置いておくという方法もあります。また、基礎疾患をお持ちで、出先で急変する可能性がある場合は、予め主治医の先生に頼んで紹介状を書いてもらっておくのも良いでしょう。

旅先の環境変化により、子どもは体調を崩しやすくなります。

特に春先は気管支喘息や花粉症で体調を崩されるお子さんを多く見かけます。

そんな時こそ、定期薬をしっかり継続しましょう。

旅先に、お薬とお薬手帳を忘れずに！　（小児科　土谷）