院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
7月1日から7月7日までの県内の感染症情報です。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で1.40と前週の1.36に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。
◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で4.47と前週の5.87に比べ減少しました。国の示す警報終息基準(定点当たり4)を下回るまで、警報を継続します。
◆手足口病の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で10.67と前週の6.55に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):村上
手足口病(警報基準5):新潟市、新発田、新津、三条、長岡、糸魚川、上越
ヘルパンギーナ(警報基準6):上越
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第27週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*依然として、あらゆる年齢層で溶連菌感染症が流行しています。「飛沫感染」、「接触感染」が主な感染経路のため、マスクの着用や手洗いの励行が予防に有効です。
*手足口病、ヘルパンギーナが目立ってきました。主に夏季に流行する感染症です。感染予防に心がけましょう。
*COVID-19、RSV感染症は散発しています。今後の感染拡大にご注意下さい。
*まだ梅雨ということで、暑くジメジメした毎日が続きます。上記のように様々な感染症が流行しています。熱中症対策だけでなく、感染症対策も忘れずに行いましょう! (小児科 土谷)