10月30日から11月5日までの新潟県内の感染症情報です。

 

◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で2.09です。

＊今週の定点当たり報告数は、前週の2.69に比べ、0.78倍に減少しました。

＊新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関からの定点当たりの報告数は1.00（実数13例）と前週の2.00（実数26例）に比べ減少しました。

 

◆インフルエンザの定点当たりの報告数が国の示す注意報基準を超えています。

＊定点当たりの報告数が全県で14.24と前週の12.12に比べ増加し、国の示す注意報基準（定点当たり10）を超えています。

＊複数の保健所管内で注意報基準を超え、学校や児童福祉施設における集団発生も報告されており、十分な注意が必要です。

 

◆定点報告

​全県に警報を発令している疾病：手足口病（警報基準5、終息基準2）

国の示す警報基準以上となった管内のある疾病：

　　インフルエンザ（警報基準30）：糸魚川

　　A群溶血性レンサ球菌咽頭炎（警報基準８）：三条

 

◆上記以外の感染症情報は下記HPを参照してください

新潟県感染症情報（週報速報版）をお知らせします　令和5年第44週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)

 

◆クリニック周辺の感染症情報

＊インフルエンザの流行が認められます。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えましょう。

＊依然として、溶連菌感染症の患者さんを認めます。ご注意ください。

＊感染性胃腸炎と思われる、腹痛、嘔吐、下痢を訴えるお子さんが増えています。手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。

 

＊天気予報で山沿いに雪マークが見られる時期に入りましたが、まだ寒暖差も大きい日もあり、体調を崩されるお子さんが増えています。発熱に限らず、咳・鼻炎症状などの症状がある場合は無理せず、きちんと症状が改善してから外出しましょう。基本的な感染症対策も忘れずに！（小児科　土谷）