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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

COVID-19 小児編②

本日も小児のCOVID-19に関する論文を紹介します。症状の発現の程度と鼻腔中のウイルス量に相関があるのかを検討した論文(JAMA Netw Open. 2022;5(8):e2227348. )です。

 

11/24/2020-10/15/2021に、子どもがいる175軒(計690人)に対して、子どもたちにどのような症状が現れるのか、そして症状の発現の程度と鼻腔中のウイルス量に相関があるのかを調査しました(米国、メリーランド州)。

その結果、18才以上の年齢層では出てくる症状の数が多いほど鼻腔内のウイルス量が多いことが分かりましたが、その一方で5才以下の子どもたちでは症状が多くなくても鼻腔ウイルス量が多い傾向が認められました。

 

以上から言えることは、小児の場合は、症状が多くなくても鼻腔ウイルス量が多い傾向があり、周囲への感染を防ぎにくいということです。 (小児科 土谷)

 

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