院長先生のブログ
子どもの頭部打撲 -4歳~6歳頃まで-
今日も昨日の続きですが、一応ラストになります。今回も発達の特徴、受傷機転の特徴、対策の3つに分けて簡単にまとめます。
4歳~6歳頃まで
1)発達の特徴
自分一人で出来ることが増え、保護者から離れて遊ぶ時間が増えます。
悪戯もしますが、その「結果」までは予測できていません。
「危険」が遊びの対象となることがあるので、保護者が注意しますが、親の注意は興味や好奇心によってかき消されてしまいます。
2)受傷形態の特徴
子ども同士で危険な遊びに熱中するため、屋外での事故が増え、事故の形態は多彩です。
親の注意を聞かず受傷する場合もしばしばです。
自転車やキックボードなどの道具でふざけたり、危険な使い方をしたりして事故を起こすこともあります。
3)対策
普段からの「教育」と「安全習慣の確立」が重要です。
以前よりも「聞き分け」が出てくるので、常日頃、さまざまなタイミングや媒体を使って「安全教育」が出来ているかがポイントです。この年齢になって習慣化を目指すのではなく(年齢が進んでから習慣化させるのは難しい)、物心つく前から、日常的に取り組むことが大切です。
子どもの発達と起こりやすい事故の例 新潟市 (niigata.lg.jp)
最後に、もう一度。事故の内容は子どもの発達年齢によって特徴があります。
成長の中で、いつ、どんな事故が起こりやすいか知っておくことは、事故予防のうえで大切です! (小児科 土谷)