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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

子どもの手指外傷

日々の外来で、ときどき手指にケガをして来院されるお子さんを見かけます。いつも「こうすれば予防できたでは?」と思いながら診療しているので、今日は子どもの手指外傷について簡単に触れます。

 

子どもの手指外傷は、巧緻運動(手先や指先を上手に使って行う微細な運動能力)の発達と関連しています。

疫学的な特徴として、以下のことが知られています。

  • 2歳を中央値として、5歳未満に多い
  • 強い圧力で押しつぶされることによる受傷機転が最も多い
  • 屋内での受傷が多い:特に、乳幼児はドアが原因であることが多い
  • 中指・薬指の末節骨の受傷が多く、爪外傷を合併している場合が多い:指の切断に至った例も少なからず存在する

 

家庭で出来る手指外傷の応急処置(基本的なもの)

1)病院受診前に自宅で出来ること

  • 出血や汚染があれば、まず流水で洗いましょう。その後、滅菌ガーゼか清潔なタオルで圧迫止血します。
  • 痛みが強い場合は固定する(バディテーピング、副え木など)
  • 爪や指の一部が取れてしまった場合、必ず病院へ持参しましょう
  • 現場や対象物の記録を残しましょう:写真など

2)専門施設での治療が必要となる場合

  • 指の一部が切断されてしまっている、もしくはそれに近い状態
  • 骨の一部が見えてしまっている
  • 出血のコントロールが出来ない

3)急いで病院を受診しなくても良い目安

  • 子どもが患部をそれほど痛がらない
  • 自分で指を曲げられる
  • あまり腫れていない
  • 患部が変形していない

 

子どもの手指外傷の特徴と応急処置の原則について触れました。

そもそも、家庭内で出来る子どもの事故は予防できることが多いため、普段から事故予防を心掛けておくと良いと思います。 (小児科 土谷)

 

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