院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
10月2日から10月8日までの感染症情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で4.76です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の8.86に比べ、0.54倍に減少しました。
*新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関から定点当たりの報告数は1.85(実数24例)と前週の3.62(実数47例)に比べ減少しました。
◆インフルエンザに注意しましょう。
*定点当たりの報告数が全県で4.42と前週の3.95に比べ増加しました。
◆手足口病の報告数が国の示す警報基準を超えました。
*定点当たり報告数は全県で5.20と前週の4.16に比べ増加しました。国の示す警報基準(定点当たり5)を超えたため警報を発令します。
◆定点報告
全県に警報を発令している疾病:手足口病(警報基準5、終息基準2)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条
手足口病(警報基準5):新潟市、三条、長岡
ヘルパンギーナ(警報基準6):柏崎
急性出血性結膜炎(警報基準1:三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和5年第40週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*一部の保育園でアデノウイルス感染症が流行しています。ご注意ください。
*インフルエンザAが一部の小・中学校、保育園で認められます。今後の動向に引き続きご注意ください。
*ピークは過ぎつつありますが、手足口病を依然として認めます。
*溶連菌感染症が年長児に多いようです。ご注意ください。
*COVID-19、RSウイルス感染症、胃腸炎などは散発的に認められています。
*寒暖差が大きくなり、依然として多彩な感染症が流行している状況です。基本的な感染症対策を行うとともに、インフルエンザワクチン接種などの基本的な感染予防策に取り組みましょう。 (小児科 土谷)