院長先生のブログ
こどもの日と祝いの料理
昨日はこどもの日でした。皆さん、どんな一日を過ごされましたか?今日はせっかくなので、こどもの日にちなんだ伝統的な食物について触れます。
こどもの日の行事食で代表的なものは「粽(ちまき)」と「柏餅」ですね。
「粽(ちまき)」のルーツは古代中国の屈原という人物に関係しており、屈原の命日に当たる5月5日は、彼が命を落とした川にちまきを投げ入れる風習があるみたいです。この儀式は彼の遺体が魚に食べられないようにするためと言われており、国のために尽くした屈原を慕う国民からの弔いと国の安泰の願いが込められた儀式とされています。
これが日本に伝わり、節句の際に「厄除け」として「ちまき」が食べられるようになったとされています。
一方、「柏餅」は日本独自の文化です。柏は新芽が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の縁起物とされ、江戸時代の頃から食べられるようになったみたいです。
伝統的な行事の際に振る舞われる食べ物には意味があります。
その由来も知っておくと色々と深まりますねw (小児科 土谷)