院長先生のブログ
熱性けいれんの既往がある方へのワクチン接種
先日外来で、熱性けいれんの既往がある場合の予防接種のあり方に関する質問があったので、それに関連した話題(説明)です。情報共有しておきましょう。
熱性けいれんの既往がある方への予防接種について
日本小児神経学会の見解(2022年12月)から抜粋すると、
「現行の予防接種は全て行って差し支えない。ただし、接種する場合には、保護者に対し、個々の予防接種の有用性、副反応などについての十分な説明と同意に加え、具体的な発熱などの対策や、万一けいれんが出現した際の対策を指導する。
当日の体調に留意すれば、全ての予防接種は速やかに接種して良い。初回の熱性けいれん後のワクチン接種までの経過観察期間に明らかなエビデンスはない。
ワクチンによる発熱で、熱性けいれんが誘発される可能性がある場合の予防基準は、発熱時の熱性けいれん予防に準じて行う。すなわち、熱性けいれんの既往がある小児において、基準を満たす場合にジアゼパムを投与する」とあります。
詳細は「予防接種ガイドライン」「熱性けいれん診療ガイドライン2023」などを参照しましょう。
一般の皆さまへ|一般社団法人 日本小児神経学会 (childneuro.jp)
熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023|一般社団法人 日本小児神経学会 (childneuro.jp)
熱性けいれんの既往があるからといって、ワクチン接種が出来ないことはありません。予防接種に関して心配な点や疑問点があれば、お気軽にお尋ねください。 (小児科 土谷)