院長先生のブログ
喘息の一次予防⑥
乳幼児期のアトピー性皮膚炎が、その後の気管支喘息の発症リスクになることが知られています。
これは、オーストラリアの出生コホート研究に参加した620人の乳児に関する報告ですが、生後6か月未満にアトピー性皮膚炎を発症し、2-5歳まで続いた場合は喘息の発症リスクが3.2倍に、2-5歳までに改善した場合は2.7倍になると報告されています。
アトピー性皮膚炎は喘息の発症リスクとなりますが、アトピー性皮膚炎の治療により発症率が下げられる可能性があります。きちんとスキンケア&外用、そして忘れずに通院!とても大事です。 (小児科 土谷)