院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
12月11日から12月17日までの新潟県内の感染症情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で5.40です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の4.69に比べ、1.15倍に増加しました。
*新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関からの定点当たりの報告数は3.23(実数42例)と前週の2.00(実数26例)に比べ増加しました。
◆インフルエンザの警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で33.63と前週の41.40に比べ減少しました。国の示す警報基準(定点当たり30)を超えていることから警報を継続します。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で3.42と前週の3.31に比べ増加しました。国の示す警報基準(定点当たり3)を超えていることから警報を継続します。
◆定点報告
全県に警報を発令している疾病:インフルエンザ(警報基準30、終息基準10)
咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
インフルエンザ(警報基準30):新発田、長岡、南魚沼、十日町、柏崎、村上、佐渡、上越
咽頭結膜熱(警報基準3):新潟市、新発田、三条、長岡
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条
◆上記以外の感染症情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和5年第50週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*インフルエンザが流行しています。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。
*園児を中心に咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)が流行しています。アルコール消毒等が効きにくいため、石けんと流水による手洗い、うがい、咳エチケットといった基本的な感染対策の徹底をおねがいします。
*園児・学童を中心に溶連菌感染症が流行しています。発熱や咽頭痛などの症状がある場合は、外出を控えてください。
*一部の小学校や園でCOVID-19が散見されます。今後の感染拡大にご注意ください。
*クリスマスが終わると今年もあと1週間足らずです。上記のように、多彩な感染症が流行しています。発熱や咳、咽頭痛などの症状がある場合は、不必要な外出は控えましょう。年末年始などで帰省される方、旅行に行かれる方も多いと思います。外出先ではマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。 (小児科 土谷)