院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
1月15日から1月21日までの新潟県の感染症情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で10.08です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の6.65に比べ、1.52倍に増加しました。
*新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関からの定点当たりの報告数は3.15(実数41例)と前週の4.92(実数64例)に比べ減少しました。
◆インフルエンザの注意報基準を超えました。
*定点当たりの報告数が全県で13.69と前週の9.57に比べ増加しました。国の示す注意報基準(定点当たり10)を超えました。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で1.91と前週の1.89に比べ増加しました。国の示す警報基準(定点当たり3)を下回りましたが、終息基準(定点当たり1)を超えているため、警報を継続します。
◆定点報告
全県に警報を発令している疾病:咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
インフルエンザ(警報基準30):魚沼
咽頭結膜熱(警報基準3):新発田
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):新発田、三条、上越
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第3週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*アデノウイルス感染症が園児を中心に流行しています。アルコール消毒等が効きにくいため、石けんと流水による手洗い、うがい、咳エチケットといった基本的な感染対策の徹底をおねがいします。
*インフルエンザA型、溶連菌感染症が流行しています。ご注意ください!
*新型コロナウイルス感染者が目立つようになってきました。今後の動向にご注意ください!
*嘔吐・下痢を訴える患者さんが増えています。冬季は感染性腸炎が流行する時期でもあるので、手洗いを含む基本的な感染症対策を徹底しましょう。
*依然として多様な感染症が流行しています。アデノウイルス感染症にいたっては、迅速診断キットが枯渇するレベルで猛威を振るっています。基本的な感染症対策を徹底するとともに、症状のあるお子さんは無理に登園・登校して感染拡大を助長しないようご協力ください。 (小児科 土谷)