院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
2月19日から2月25日までの新潟県内の感染症情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で11.27です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の12.64に比べ、0.89倍に減少しました。
*新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関からの定点当たりの報告数は4.15(実数54例)と前週の3.46(実数45例)に比べ増加しました。
◆インフルエンザの注意報基準を超えました。
*定点当たりの報告数が全県で13.43と前週の9.76に比べ増加しました。国の示す注意報基準(定点当たり10)を超えました。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で2.27と前週の2.80に比べ減少しました。国の示す警報基準(定点当たり3)を超えているため、警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
インフルエンザ(警報基準30):南魚沼
咽頭結膜熱(警報基準3):新発田、柏崎、上越
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、上越
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPをご覧ください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第8週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*学童を中心にインフルエンザ(B>A)が流行しています。発熱や咳などの呼吸器症状がある場合は、外出を控えましょう。
*溶連菌感染症が依然として流行しています。
*アデノウイルス感染症はピークを越えつつありますが、市内の保育園や学校ではまだ散発しています。アルコール消毒等が効きにくいため、石けんと流水による手洗い、うがい、咳エチケットといった基本的な感染対策の徹底をおねがいします。
*COVID-19感染症が徐々に目立つようになってきました。今後の動向にご注意ください。
*下痢、嘔吐などの胃腸炎症状を訴えるお子さんが増えてきました。手洗いなどの感染症対策を徹底するとともに、家庭内感染にも注意しましょう。
*気温が乱高下する季節の変わり目。体調を崩すお子さんが増えています。体調管理をきちんと行いましょう。上記のように多彩な感染症が流行しています。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えるとともに、やむを得ず外出される場合はマスクの着用と、手洗い励行などの基本的な感染対策の徹底をお願い致します。 (小児科 土谷)