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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

10代の70%超がスマホで睡眠時間が減少した

先日のブログでネット依存症について簡単に触れたので、それに関連した話題です。

 

NTTドコモ モバイル社会研究所による「スマホ利用による睡眠時間減少」に関する実態調査(2022)が報告されています。

【ライフスタイル】スマホ利用者の9割がスマホ利用によって時間を浪費した経験あり(2022年7月28日)|レポート|NTTドコモ モバイル社会研究所 (moba-ken.jp)

 

15~79歳の男女、約6200人を対象に行った調査です。

その結果、スマホを使っていて睡眠時間が減ってしまった経験があるかを調査したところ、全体の43%が「スマホ使用で睡眠時間が減った経験が多々ある、あるいは、少しある」と回答していました。

この傾向が最も顕著なのは10代で、「スマホ使用で睡眠時間が減った経験が多々ある」が32%で、「少しある」が40%でした。

ヒトの脳は不快な刺激を受けると、脳の腹側前帯状皮質による扁桃体の抑制機構が働きますが、睡眠不足の状態ではこの制御機構が衰えてしまい、些細なことで不安や抑うつ状態に陥りやすくなってしまうのではないかと推察されています。そのため、睡眠障害下では抑うつ、不安、孤独感などが合併しやすいとされています。

 

夏休みシーズンのこの時期、夜更かしすることも多いと思いますが、スマホはほどほどに。しっかり眠って、規則正しい生活を心掛けましょう。 (小児科 土谷)

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