院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
6/19~6/25の感染症発生状況です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で4.14です。
今週の定点当たり報告数は、前週の4.82に比べ、0.86倍に減少しました。
入院者数は72~90人程度、病床使用率は7~9%程度で、前週と比較して減少しました。
重症者は、1~3人の報告がありました。
中等症者数は6~13人程度で、ほぼ横ばいで推移しています。
注)全国的には増加傾向です(沖縄は当県の第8波相当の報告数になっています)。
◆感染性胃腸炎に注意しましょう。
定点当たりの報告数は全県で5.13となり、前週の6.56に比べ減少しました。
◇国の示す警報基準以上となった管内のある疾病
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条
感染性胃腸炎(警報基準20):上越
手足口病(警報基準5)新発田、佐渡
ヘルパンギーナ(警報基準6):新発田、長岡、柏崎
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
*その他の感染症に関する情報は下記を参照してください。
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和5年第25週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◇見附地域の感染症(当院外来からのお知らせ)
*見附市内の小学校で、COVID-19による学級閉鎖が報告されています。(今後、感染が拡がる恐れがあるため、注意してください)
*一時期ほどではありませんが、ヘルパンギーナ、手足口病、溶連菌感染症、RSVが散見されます。
*下痢症状を訴えるお子さんは依然として多いです。
まだ梅雨の最中ということもあり、体調を崩して受診されるお子さんが多いようです。体調管理に気をつけましょう。
今後、小学生でCOVID-19の感染拡大が起こることが懸念されます。外出する際は感染対策をきちんと行いましょう。 (小児科 土谷)