院長先生のブログ
家庭内でのヤケド②

今回は子どものヤケドの特徴についてです。
火傷は「皮膚のどの深さまで達したか」により、大きく3つ(Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度)に分類されます。
やけど(熱傷)|一般社団法人 日本創傷外科学会 一般の皆様へ (jsswc.or.jp)
小児、特に2歳未満の子どもの皮膚は薄いため、大人よりも短時間、もしくは低い温度で深い火傷が起こる可能性があります。下表はⅢ度の火傷に至る温度と時間(大人の場合)についてです。
scaldinjuryeducatorsguide.pdf (dc.gov)
大人が一息つくために入れた温かい飲み物(大人が温かい飲み物を美味しいと感じる温度は60-70℃と言われています)であっても、子どもが誤って触れたら深い火傷を追ってしまうかもしれないということを知っておきましょう。 (小児科 土谷)