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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

家庭内でのヤケド③

今回はやけどの応急処置についてです。

子どもは火傷が深く・広がりやすいため、受傷部位の熱を冷却してしっかりとることが大切です。

 

まず、火傷をしたらすぐに流水(水道水)で冷やしましょう。20分程度(最低5分以上)は冷やしてください。氷水は冷たすぎてかえって悪化する場合があるので使用しません。

服の上から熱湯を浴びた場合は、無理に服を脱がせず、着衣のまま冷やしましょう。慌てて衣類を脱がすと表皮がむけてしまい、感染の原因になりかねません。冷やすことが先です。

 

火傷の面積が広い場合、20分程度冷却した後、医療機関を受診しましょう(冷却中に子どもの体温が下がりすぎないように注意)。子どもの場合、その子の手のひらより大きい範囲であれば十分大きなやけどといえますので病院で手当をしてもらいましょう。

 

火傷の面積が小さい場合でも、顔や頭、指の関節部位などを火傷した場合は、十分冷やした後医療機関を受診しましょう。

 

今回は時間が無かったので、やけどの応急処置のポイントだけ簡単に紹介しました。次回は事故予防について触れたいと思います。 (小児科 土谷)

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