院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
令和6年第1週:1月1日から1月7日までの新潟県の感染症情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で5.62です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の6.40に比べ、0.88倍に減少しました。
*新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関からの定点当たりの報告数は4.54(実数59例)と前週の4.54(実数59例)に比較すると横ばいで推移しています。
◆インフルエンザの警報を発令しています。
定点当たりの報告数が全県で11.02と前週の25.24に比べ減少しました。国の示す警報基準(定点当たり30)を下回りましたが、終息基準(定点当たり10)を超えているため、警報を継続します。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
定点当たりの報告数が全県で1.18と前週の3.42に比べ減少しました。国の示す警報基準(定点当たり3)を超えていることから警報を継続します。
◆定点報告
全県に警報を発令している疾病:インフルエンザ(警報基準30、終息基準10)
咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
インフルエンザ(警報基準30):南魚沼
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):魚沼
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第1週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*依然としてインフルエンザ、溶連菌感染症、咽頭結膜熱が流行しています。基本的な感染症対策を徹底するとともに、症状のある方は外出を控えましょう。
*一部の保育園で手足口病を認めます。ご注意ください。
*急性胃腸炎、新型コロナ感染症が散見されます。今後の動向にご注意ください。
*いよいよ1月になり新学期が始まりました。学童中心に流行していた感染症は冬休み期間中減少傾向にありましたが、学校の再開とともに流行が再拡大することが懸念されます。現在体調が悪いお子さんは、きちんと症状が治った後で登校しましょう。そして、基本的な感染症対策と室内換気を徹底しましょう。 (小児科 土谷)