院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
1月22日から1月28日までの新潟県の感染症情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で14.84です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の10.08に比べ、1.47倍に増加しました。
*新型コロナウイルス感染症入院サーベイランスにおいて、県内13の基幹定点医療機関からの定点当たりの報告数は3.92(実数51例)と前週の3.15(実数41例)に比べ増加しました。
◆インフルエンザの注意報基準を超えました。
*定点当たりの報告数が全県で17.67と前週の13.69に比べ増加しました。国の示す注意報基準(定点当たり10)を超えました。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で2.84と前週の1.91に比べ増加しました。国の示す警報基準(定点当たり3)を下回りましたが、終息基準(定点当たり1)を超えているため、警報を継続します。
◆定点報告
全県に警報を発令している疾病:咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
咽頭結膜熱(警報基準3):新潟市、新発田、三条、佐渡
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、佐渡、上越
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第4週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*アデノウイルス感染症が流行しています。アルコール消毒等が効きにくいため、石けんと流水による手洗い、うがい、咳エチケットといった基本的な感染対策の徹底をおねがいします。患児とバスタオルや手ぬぐい等を共有するのは避けましょう。
*依然として、インフルエンザ、溶連菌感染症が流行しています。ご注意ください。
*新型コロナウイルス感染症が目立つようになってきました。発熱や咳などの症状がある場合は、登園・登校・外出を控えてください。やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。
*急性胃腸炎、RSV感染症も認められます。ご注意ください。
*依然として、多種多彩な感染症が流行している状況に変わりはありません。内服薬、診断キットにも限りがあるため、これ以上感染が拡大しないよう、ご協力頂ければ幸いです。(小児科 土谷)