院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
6月17日から6月23日までの感染症情報です。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で2.07と前週の1.71に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。
◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で5.67と前週の6.25に比べ減少しました。国の示す警報終息基準(定点当たり4)を下回るまで、警報を継続します。
◆手足口病の警報を発令します。
*定点当たりの報告数が全県で5.25と前週の4.64に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
咽頭結膜熱(警報基準3):三条、上越
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、村上、上越
手足口病(警報基準5):魚沼、上越
ヘルパンギーナ(警報基準6):上越
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照して下さい
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第25週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*溶連菌感染症が断続的に流行しています。「飛沫感染」、「接触感染」が主な感染経路のため、マスクの着用や手洗いを行いましょう。
*手足口病が流行してきました。乳幼児を中心に主に夏に流行します。大人も感染することがあるのでご注意下さい。
*下痢・嘔吐などの消化器症状を訴えるお子さんが目立ちます。ご注意下さい。
*梅雨に入り、上記の感染症だけでなく、喘息発作、アレ鼻の悪化で来院されるお子さんが目立つようになってきました。感染予防を行うとともに、自宅での環境整備をきちんと行い体調管理を徹底しましょう。 (小児科 土谷)