院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
6月10日から6月16日までの感染症情報です。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で1.71と前週の2.00に比べ減少しました。国の示す終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。
◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で6.25と前週の7.67に比べ減少しました。国の示す警報終息基準(定点当たり4)を下回るまで、警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
全県に警報を発令している疾病:咽頭結膜熱(警報基準3、終息基準1)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8、終息基準4)
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
咽頭結膜熱(警報基準3):三条、上越
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条
手足口病(警報基準5):魚沼、上越
ヘルパンギーナ(警報基準6):上越
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照して下さい
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第24週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*溶連菌感染症が断続的に流行しています。「飛沫感染」、「接触感染」が主な感染経路のため、マスクの着用や手洗いの励行が予防に有効です。抗菌薬や迅速診断キットが不足する恐れがあります。感染症対策を徹底しましょう。
*下痢・嘔吐などの胃腸炎症状を訴えるお子さんが増えています。手洗い等をきちんと行い感染予防に努めましょう。
*COVID-19、手足口病が散発しています。今後流行する恐れがあるため、流行動向に注意しましょう。
*6月下旬に入り、梅雨シーズン特有のジメジメした日が続きます。上記のように、まだ多様な感染症が流行しているほか、喘息発作などで受診されるお子さんも目立つようになってきました。体調を崩された際は、きちんと治ってから外出・登園・登校を再開しましょう。 (小児科 土谷)