院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
6月3日から6月9日までの県内の感染症情報です。
◆咽頭結膜熱の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で2.00と前週の1.87に比べ増加しました。国の示す終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。
◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しています。
*定点当たりの報告数が全県で7.67と前週の7.89に比べ減少しました。国の示す警報終息基準(定点当たり4)を下回るまで、警報を継続します。
◆警報を発令している疾患
国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
咽頭結膜熱(警報基準3):新発田、三条、上越
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(警報基準8):三条、柏崎、村上、佐渡、上越
手足口病(警報基準5):魚沼、上越
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
◆上記以外の感染症に関する情報は下記HPを参照して下さい
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和6年第23週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
◆クリニック周辺の感染症情報
*流行のピークは越えつつありますが、インフルエンザAが学童中心に流行しています。発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えましょう。
*溶連菌感染症は断続的に流行しています。「飛沫感染」、「接触感染」が主な感染経路のため、マスクの着用や手洗いの励行が予防に有効です。感染対策を徹底しましょう。
*COVID-19、感染性腸炎、手足口病が散発しています。ご注意下さい。
*6月とはいえ暑い日が続きます。前回から引き続き、多くの感染症が地域で流行しています。やむを得ず外出される場合にはマスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。 (小児科 土谷)