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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

勉強法って難しい

先日の外来で中学生(新1年生)から「勉強法が分からないので、どうしたら良いですか?」と相談されました。

地味に困った質問で、簡単に答えられるはずもなく言葉に窮してしまいました💦 

なぜなら、本来求められる「学び」と学生の求める「試験勉強」は似て非なるものだと思っていたもので。

そもそも学生の試験勉強は、決められた期限までに決められた試験範囲(コンテンツ)をこなす!という締切逆算型の作業です。そこには「生産性」や「効率」が求められるため、最短時間で最大限のパフォーマンスを発揮するスキルが必要になります。自分の場合、問題集を解く→参考書/教科書→問題集を解くの繰り返しを何周もしていたような記憶があります。この「問題集繰り返し型の学習法」は、学習するコンテンツの容量(範囲)が定められている場合の勉強法です。そのため、試験範囲の枠を越えて、どこまで理解を深められるかを突き詰めたい場合、「問題集」という枠がすでに自分の限界になってしまっているので、知識の深淵にたどり着くのは不可能です。このような自己完結型の学習法では、試験の点数はそこそこ採れるかもしれませんが、理解度は浅く、残念ながら「わかったつもり」にしかなれません。

 

一方、本来の「学び」とは理解の深度が大事です(残念ながら、そこは試験には出なかったりしますが)。深く学ぶためには遡って!遡って!ひたすら教科書や論文を読み、考え納得するまで理解を深める必要があります。しかも、その知り得た知識は、所謂「オタク知識」ではなく、「専門知識」でなくてはなりません。つまり、自分の「立場」から外に出る覚悟が必要で、汎用性のある専門知を得ようとすれば、「相対視」が必要になるのです。そして、それを踏まえて、他者との対話がきちんと出来て初めて「専門家」と呼ばれるという訳です(内的知識の凄まじい「オタク」が悪いとは決して思いませんがw)。

 

こんなことを思いつつ、本人の学習スタンスや置かれた状況もあるし、彼の目指す先も沢山あるだろうし、僕もまだ現在進行形で勉強(修行)中の身だし。。。なんて色々悩んでみても、目の前の彼が求める「正解」なんて、外来中にすぐ考え付くはずもなく、考えるほどに、よく分からなくなってきたという訳です。。

どう答えるのが正解だったんでしょ? うーむ(悩)。

 

学問・学習の世界は奥深い! 

誰か僕にも勉強法を教えて下さい!! (小児科 土谷)

 

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