院長先生のブログ
新潟県の感染症情報
令和5年7月3日から7月9日までの情報です。
◆新型コロナウイルス感染症の定点当たり報告数は全県で6.88です。
*今週の定点当たり報告数は、前週の4.98に比べ、1.38倍に増加しました。
*入院者数は90~130人程度、病床使用率は8~10%程度で、前週に比べて増加しました。
*重症者は、2~3人の報告がありました。
*中等症者数は10~15人程度で、ほぼ横ばいで推移しています。
◆ヘルパンギーナの報告数が国の示す警報基準(定点当たり6)を超えています。
*定点当たり報告数は全県で11.78と前週の7.41に比べ増加しました。
◎定点報告
*国の示す警報基準以上となった管内のある疾病:
感染性胃腸炎(警報基準20):上越
手足口病(警報基準5)新発田、村上、佐渡
ヘルパンギーナ(警報基準6):新発田、三条、長岡、柏崎、上越、新潟市
急性出血性結膜炎(警報基準1):三条
★その他の疾病に関する情報は下記HPを参照してください
新潟県感染症情報(週報速報版)をお知らせします 令和5年第27週 – 新潟県ホームページ (niigata.lg.jp)
★クリニック周辺の感染症情報
*あいかわらず、年少児を中心にヘルパンギーナを多く見かけます。
*市内の小・中学校を中心に、新型コロナウイルス感染症が増加しているのでご注意ください!
*溶連菌感染症、手足口病、感染性腸炎、アデノウイルス感染症、RSVなど様々な感染症を見かけます。
*夏休みに入る学校も増えてくると思います。外出する頻度が増えるため、さまざまな感染症が拡大する懸念があります。外出する際は、今一度基本にかえって、出来る感染症対策を徹底しましょう! (小児科 土谷)