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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

COVID-19 急性期合併症②

今回はCOVID-19で認められる神経合併症の頻度と種類についてです。

 

2020年に複数の大規模な報告がなされ、36.4-57.4%と高頻度に神経筋症状が認められました。このことから、SARS-CoV-2ウイルスは脳や神経に親和性が高いことが分かります。

認められた具体的な神経筋症状は、めまい、頭痛、筋障害、嗅覚・味覚障害などでした。重症患者では、脳血管障害、脳炎・脳症などの神経合併症を呈することがわかりました。

流行する変異株の種類によって多少異なる点はあるかもしれませんが、軽症といわれるオミクロン株でも疲労、頭痛、注意力・記憶障害を呈することがあることを考えると、SARS-CoV-2ウイルス自体が脳や神経に親和性が高いものと思われます。 (小児科 土谷)

 

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