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見附市小児科 2023年春開院 みつけこどもクリニック | 小児科一般診療・予防接種・乳児健診 見附市

セカンドミール効果

昨日、朝食で何を食べるか?についてチラッと触れたので、それに関連した話題です。

 

1日の中で最初に食べる食事=ファーストミール

1日のうちに摂る2回目の食事=セカンドミール

ご存じの方も多いと思いますが、1日の中でファーストミール、つまり朝食が、セカンドミール(昼食)以降の血糖値に影響を及ぼすという理論があります。

朝食にグリセミック・インデックス(GI)値の低い食べ物を食べると、セカンドミール(昼食)を食べた後の血糖値を下げる効果があるとされています(GI値はブドウ糖を摂取した後の血糖上昇率を基準として、食品ごとに同じ量を摂取した時の食後2時間までの血糖上昇率を示す数値のこと)。GIが高い食品を食べると体に早く吸収されて血糖値が上昇しやすく、逆にGI値が低い食品を食べると体への吸収が遅く、血糖値の上昇がゆるやかになるということが、GI値の基本的な考え方です。

 

GI値が低いとされる食品

1)野菜類 :セロリ、こんにゃく、栗、レンコン、長ネギ、ブロッコリー、ナス、クレソン、サラダ菜

2)穀物・麺類・パン :おかゆ、玄米、そば、全粒粉パン、春雨
3)肉類・魚介類 :ソーセージ、しじみ、うなぎの蒲焼、はまぐり、マグロ、ししゃも、豚肉、鶏肉、牛肉
4)果物 :レーズン、バナナ、もも、なし、パパイヤ、アボカド、オレンジ、グレープフルーツ
5)豆類・海藻類 :グリーンピース、豆腐、おから、枝豆、カシューナッツ、ひじき、昆布、寒天、もずく、ところてん
6)乳製品・卵 :クリームチーズ、バター、ヨーグルト、牛乳、卵、スキムミルク
7)調味料 :みそ、めんつゆ、みりん、醤油、トマトソース、ワインビネガー、塩、豆板醤

 

まずは朝食をきちんと食べることが大切です。

朝食をきちんと食べられるようになったら、献立にも気を付けてみると、さらに良いと思います。(小児科 土谷)

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