院長先生のブログ
ギックリ腰になったら?
僕はぎっくり腰をこれまでに通算7回経験している、熟練の?腰痛持ちです。
(人生初の一撃は救急外来で患者さんをストレッチャーに移動させた時でしたw)
最近、回数を重ねるごとに「未遂」で終わることが多いのですが、これから人生初の「一撃」を迎えるであろう皆様に向けた応急処置を紹介します。
1)うつ伏せになり3分ほど深呼吸しながらリラックス(胸、腕の下に座布団や枕を入れても良い)
2)肘から先を床につけたまま、深呼吸をしながら、腕の力で上半身をゆっくりと起こす
3)肘を伸ばして、痛気持ちいいと感じるところまで少しづつゆっくり腰を反らす。5-10秒間キープした後、元に戻す。これを10回繰り返しつつ、可能な範囲で最大限反らしてゆく。
*腰を反らした時に痛みを感じても、うつ伏せに戻った時に痛みが軽くなっていれば問題ありませんので続けましょう。
これをすることで、痛みが完全によくなるわけではありませんが、少しだけでも移動できるようになる可能性があります。動けるうちに、助けを呼びましょうw
〔参考にしたもの:松平浩先生の講演と書籍〕
一回3秒 これだけ体操 腰痛は「動かして」治しなさい (講談社+α新書) | 松平 浩 |本 | 通販 | Amazon
26_14020301-01_02.pdf (mhlw.go.jp)
ちなみに、自分の場合、季節の変わり目と冬は持病の腰痛が悪化していることが多いです。
外来で辛そうにしているのを見かけたら、暖かな眼差しで見守って頂けたら嬉しいです。 (小児科 土谷)